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北海道ガスは、広告戦略と営業戦略で実数を驚異的に伸ばしている
北海道在住の者で、地元で立ち上げた新電力会社の広告・コミュニケーションの仕事をしていたので詳しいです。
北海道では、元々北海道電力があり、新電力会社としては、全国区以外のものが解禁当初は10社ほどありました。
中でも当初からがんばっていたのは、北海道ガスとトドックでんき。
トドックでんきは、組合員というベースがあったので、その会員に対する営業でじわじわ数字を伸ばしました。
ただし、一般コースとFIT利用コースの2種類の電力コースの内容がいまひとつわかりづらく、一定の伸びの後は伸び悩んでいる。
一方北海道ガスは、1年後のガス自由化も見越して当初から大々的な広告戦略と営業戦略を行い、特にイメージキャラクターに北海道を代表する人気者、稲葉篤紀現Japan監督を起用するなど、そのインパクトが強かった。
1年後のガス自由化も併せて、電気とガスの両方を併せた料金プランの設定も行い、その数字を飛躍的に伸ばした。
また、FIGHTERS観戦チケットが当たるキャンペーンを定期的に行ったり、利用ポイントに併せてプレゼント提供等のプロモーションも行っている。
電力自由化になって半年後には、他社がトーンダウンした後も、継続的に各種プロモーションを行っており、北海道においては、新電力会社として1人勝ちの様相を呈している。